画用紙水貼りパネル


平塚デッサン塾は今月からスタジオプレーンに場所を移します。
少しスペースが広くなりますので、今までより大きい画面で制作できるようになります。
今まではB3サイズのスケッチブックを基本としていましたが、今後は参加者の方々とご相談の上、
漸次B2パネルでの制作に移行したいと思っています。


鉛筆デッサンは、画用紙の上に多くの線を重ねて描き込み、仕上げて行きます。
線を重ねるとどうしても画用紙は少し延びてきます。時間をかけて描き込むうちに、
線の多い部分とそうでない部分とに画用紙の状態の違いが表われて描きづらくなることがあります。
また、細部の微妙な変化まで描き込む場合に、画用紙そのものの弾力性に加え、
固定されていない画面の微妙な弾力が、鉛筆の細かいタッチを載せにくくする事があります。

これらは、画用紙を水貼りすることによってかなり解消されます。

水貼りとは、一旦、画用紙全体に水を含ませ、用紙が延びた状態で木製のパネルに固定します。
画用紙が乾燥すると、用紙全体が張って適度なテンションが得られ描きやすくなります。

必要なものは、水貼り用パネル、画用紙、水貼り用ガムテープ、刷毛、です。


水貼り用のパネルは、小割で組んだ枠にベニヤ板を打ち付けたもので、
画材店で様々なサイズが市販されています。
鉛筆デッサンで使用する一般的なサイズは、B2、B3、木炭紙大、です。

市販されているパネルの価格は、私の周辺では、B2サイズで700円台から1400円台までと、
かなり幅がありますが、鉛筆デッサンの水貼りに使用するものは低価格の品で問題ありません。
一応、歪みなどがないか確認してください。

もちろんパネルは手作りでも構いませんが…
板だけですと、板そのものが反ってしまうので、枠で板を固定する必要があります。


画用紙は、B2パネルに水貼りするには、B2サイズの画用紙を購入すると、
パネルより一回り大きくなっていますので、
画用紙でパネルを包み込むようにして、水貼り用ガムテープで固定します。


水貼り用ガムテープとは、郵便切手のように、片面に、濡らすと粘着性が出る接着剤が付いている
紙製のテープです。
水分に対して、画用紙と同じように伸縮するので水貼りにはこれを使用します。
画材店で購入できます。色や幅など種類がありますが、初心者は白色を使うと失敗しても目立ちません。
あまり幅広いものは扱いにくいので、2センチ幅程度のもので良いと思います。


水貼り用の刷毛などを使用して、画用紙の「裏面」全体に、たっぷりと水を塗ります。
塗り残しができないように、できるだけ平均的に、画用紙全体に水を含ませ、
用紙にしみこむまで、そのまま少し置きます。

水分が画用紙にしみこんだら、(このとき用紙が少しデコボコしても心配ありません。)
表返して、パネルに合わせ、画用紙の周囲を折り込んでパネルの枠に重ねます、
画用紙は既に延びていますから、無理に引っ張らず、自然に折り込む事が大切です。
特に角の部分を、ていねいに折り込んでください。
それから水貼りガムテープで留めていきます。

ガムテープを四辺それぞれの長さより少し長めに切って、水を切った刷毛で糊面を濡らし、
テープの幅の半分くらいをまず画用紙に接着してから、残りの部分をパネル枠に接着します。
長い辺から始めたら二本目も長い辺、短い辺からなら二本目も短い辺、というように
対辺をセットに進めた方が、キレイに貼れます。


テープを貼り終えても、用紙が湿っている間は画用紙はデコボコしているかもしれませんが、
ほとんどの場合は乾燥すればぴんと張りますので心配いりません。
完全に乾くまでは水平な面に置いてください。
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by hiratsukadessan | 2011-04-02 13:28 | デッサンの用語