絵を描く音楽会のこと

ひと月経ってしまいました。しかも、昨年ということになりましたが、
12月9日、平塚デッサン塾アトリエにて「絵を描く音楽会part2」を開催しました。
part1は、7月7日七夕まつりの日に行ないましたが、
今回は、作品展にタイミングをあわせて、年末の開催となりました。

絵を描く音楽会の内容をカンタンにご紹介しますと、
Milky Way Quartetによる弦楽四重奏(今回はフルート四重奏も)の生演奏を全身で感じ取りながら、
絵を描く者として、目に見えるかたちでその感覚を紙に描き留めようとする試みです。

実際、紙を持ってそういう場に臨んで、どんな感覚を得られるのか、
それをどのような表現につなげられるのか、
前もって、ああしようこうしようと頭の中で考えすぎると、本当の、その場での感覚を邪魔することになると思いますし、
やってみないとわからない・・まずはともかくやってみよう!という「出たとこ勝負」の企画となりました。

本来、紙に描くことだけは条件にし、それ以外、どのような表現で何を描いてもかまわない・・という考えかたで、
音によって浮かぶイメージを描いたり、持参の画材によっては、カラーの表現をして頂いてもかまわないのですが、
まだ2回目でもあり、あまり漠然と「なんでもあり」に範囲を広げすぎては手がかりをつかみにくいこともあると思いましたので、
とりあえず、基本は、演奏者をクロッキーする会として開催してみました。

実際、私の場合、間近に、目の前で、演奏される音楽の迫力と響きには、ただアタマを空にして、
調和の中に身を委ねたい感覚があり、それが正しい態度かとすら思わされます。
そして、手に取った紙には、まず目の前の演奏者の姿そのものを目に見える線で捉えようとすることが、現段階では最も正直な直接的な反応になりました。

楽器を奏でることと、それによって生じる響きがとても身体的な行為として伝わってきて、
その人物の姿を捉えることから音を捉えようとした・・と言えるかもしれません。
しかし、時間と共に流れ去って行く音を追いかけるかのようで、
あっという間に終わってしまった感じでした。

まだまだ描き足りない気持ちですが、何回か回を重ねれば、また違った捉え方や表現ができそうな期待感もあります。
是非これからも続けて行きたいと思っています。

終了後の講評会ではご参加の皆さんからも様々に感想をお聴きし、短時間でしたが、
活気ある興味深いディスカッションができたと思います。楽しい時間でした。
すばらしい演奏をしてくださったMilky Way Quartetの皆さん、
熱心に鉛筆を走らせ、盛上げてくださった参加者の皆さん、ありがとうございました。

画像は、最後の全員でのアンコール演奏の写真を、
掲載の許可を確認していないため少し加工したものです。


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by hiratsukadessan | 2013-01-11 04:36 | その他